ブレーキを踏んだら「キィ~キィ~」言うんですが、大丈夫ですか??


こんにちは、クルマチャンネルです。

新車を購入してから約2年が過ぎようとしているあなたへ。

走行距離は約25,000キロといった所でしょうか?そんな方にご質問です。

朝一番、通勤途中にブレーキを踏むと「キィ~キィ~」言うことってないですか?

会社帰りに乗ると「キィ~キィ~」。信号で止まる寸前に「キィ~」。

今回はこの「ブレーキの異音」についてお話ししたいと思います。

 

【ブレーキの種類について】

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出典元:brembo

ブレーキには大きく分けて2種類あります。

ディスクブレーキドラムブレーキ

主に車の前輪にはディスクブレーキが使われ、後輪にはドラムブレーキが使われて

います。制動力はディスクブレーキの方が強く、近年では後輪にもディスクブレーキ

が採用されています。

 

≪ディスクブレーキ≫

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出典元:HONDA

タイヤと同じ速さで回転している円盤(ブレーキローター)を鉄が混じったパッド

(ディスクパッド)で挟むことで車を止めます。

またそのパッド(ディスクパッド)はブレーキキャリパーといわれるものに装着

されいます。そのブレーキキャリパーにも数多く種類があり、ピストンが1つ内蔵

の「1ポットキャリパー」、2つ内蔵の「2ポットキャリパー」、国産車では最大で

「6ポットキャリパー」などがあります。ピストンの数が多いほど制動力はあがり、

スポーツカーや重量級の車には4ポット以上が採用されています。

 

≪ドラムブレーキ≫

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出典元:carsensor

タイヤと同じ速さで回転している半円柱型のもの(ブレーキドラム)の内側を、鉄が

混じったもの(ブレーキライニング)が押し広げることで車を止めます。

古くは前輪にも使われていましたが、ディスクブレーキが普及後、制動力の問題より

後輪のみの採用になりました。

 

 

【なんでキィ~音がするの?】

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出典元:ガールズちゃんねる

ディスクブレーキではパッドが、ドラムブレーキではライニングが主に削れて

いきます。それぞれには鉄が含まれるため、削れた後のカス(ブレーキダスト)が

ブレーキ付近にたまっていきます。そのたまったカスがパッドとローターの間に付着し

良く聞く「キィ~キィ~」音が出るという仕組みになっています。

 

 

【キィ~キィ~音が出たら危ない!?】

「キィ~キィ~」音が出てもすぐにどうなる訳ではありません。

ブレーキ付近に溜まったダストを分解清掃すれば、音は止まります。

ただ、ブレーキダストが溜まって鳴る場合と、ブレーキパッドが少なくなって交換

時期を教えてくれる場合も鳴るので、常に鳴っている場合は行きつけの車屋さんに一度

見てもらいましょう。

 

 

【交換の目安について】

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出典元:楽天市場

前輪と後輪とではブレーキを踏んだ時の制動力に差が出ます。車が止まろうとすれば

車の荷重は前にいきますよね?そうなれば必然的に前輪の方が良く使われるという事に

なります。そのため前輪のブレーキと後輪のブレーキでは交換時期が変わってきます。

目安ですが、前輪は約50,000km、後輪は約80,000kmで交換して下さい。

運転者がよくブレーキを踏まれる方や、ブレーキを多用しないといけない環境で使われ

ている車に関してはもう少し交換時期が早くなります。

 

 

【まとめ】

ブレーキは車にとってとても大切な部分です。良く走ってもしっかり止まって

くれなければ意味がありません。

ブレーキに少しでも違和感を感じた時にはすぐに点検を依頼されて方がいいですね。

安心・安全なカーライフをどうぞ。