タカタ製エアバッグの異常破裂について。


こんにちは、クルマチャンネルです。

タカタ製のエアバッグのリコールが再び日本で注目を集めていますね。

アメリカや世界各地でエアバッグの異常破裂が原因による死亡事故が数多く発生して

います。

異常破裂により亡くなられた方へご冥福をお祈りしながら、今回はそのタカタ製のエア

バッグについての記事をかきたいと思います。

 

 

エアバッグとは】

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出典元:Honda

事故の時などに衝撃を緩和する装置。主にハンドル、助手席ダッシュボード内、

シート内、ピラー内に埋め込まれています。

車の先端部にあるセンサーが衝撃を検知すると、エアバッグユニットにガス噴出の

信号を送り、その後袋帯が膨らむ仕組みになっています。

衝撃があってから袋帯が膨らむまで約0.2秒なので、衝撃とほぼ同時にエアバッグ

作動するようになっています。

 

 

【異常破裂とは】

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異常破裂と聞いて少し気になりませんか?いつも以上に膨らむので破裂してしまう?

膨らむ前に破裂してエアバッグの機能を満たさない?とか。

異常破裂とは、通常、折りたたまれたエアバッグが金属製のインフレーターの中から

飛び出してくるんですが、この飛び出してくるときに金属製のインフレーターを破裂

させ、金属片を飛び散らせることを言います。

その飛び散った金属片が原因で世界各地で死亡事故が発生しています。

 

 

【タカタ社のリコール対策は】

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日本でもほとんどのメーカーからエアバッグのリコールが発表されています。

しかし、今回の『日産エクストレイルの件』のように、破裂の恐れがないとメーカー

側で勝手に判断し、交換しなかったがために破裂してしまったケースも少なくありま

せん。また、各メーカーでリコール案内されているようですが、部品の供給が全く

追いついておらず、一度ディーラーにもっていってエアバッグが作動しないように

してもらってから、再度部品が入荷次第に交換するといった形が多いようです。

死者が出ている案件に対して、もう少し速い対応・対策を取って欲しいものですね。

 

 

≪まとめ≫

異常破裂による死亡事故といった痛ましい事故は車社会にとっては大きな問題となって

います。国を挙げて早急に改善されることを願います。

もし案内状はきているがまだ作業をされていない方は早めにされてくださいね。