自転車保険は400円/月で入れるんです!10月1日より兵庫県が全国で初めて義務化されました。
こんにちは、クルマチャンネルです。
秋祭りのシーズンですね。普段デスクワークを頑張っているお父さん、重たい御神輿
を担いで腰を痛めないようにしてくださいね。
さて、今日は少し怖いお話を。
出典元:http://ubenippo.co.jp/police/自転車の事故相次ぐ/
2013年の事ですが、夜に男子小学生が自転車で帰宅途中、歩道と車道の区別のない
道路で歩行中の女性(62歳)の方と正面衝突しました。その衝撃で女性は飛ばされ
頭がい骨骨折等の障害を負い、意識が戻らない状態となってしまいました。
そしてその年の7月、地方裁判所では自転車を運転していた子供の母親に対し、
9521万円の賠償命令を命じました。
もし、この時保険に入っていなかったら皆さんはどうされますか?
この事故は2013年に兵庫県神戸市で起こった事故ですが、その他にも高額の損害賠償
を命じられるケースも少なくありません。
10月1日より全国では初めてとなる自転車保険の義務化が兵庫県で制定されました。
恐らくこれをきっかけに全国でも義務化になるであろう自転車保険について、まとめて
みたいと思います。
≪自転車事故の発生状況について≫
平成25年の自転車乗用中の事故件数は約12万件、その中で死傷者数は全体の約2割が
高齢者、約4割が若者や子供となっています。
≪自転車乗用中の事故について≫
【民事上の責任事故】被害者に対して損害賠償の責任を負います。
- 車にぶつかって自分が怪我をする。
- 停車中の車など他人の財物を損傷させる。
【刑事上の責任事故】死傷させた場合は「重過失致死傷罪」に問われます。
- 歩行者などの他人を怪我または死亡させた。
≪自転車の加害事故例≫
- 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、
対向車線を自転車で直進してきた男性会社員と正面衝突。男性会社員に重大な障害
(言語機能の喪失等)が残った。
損害賠償額 9,266万円
- 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に
進入、横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。
損害賠償額 6,779万円
- 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を
横断中の女性と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。
損害賠償額 5,438万円
≪自転車事故に備えましょう≫
- 個人賠償責任保険(主に相手に対して)
個人やまたその家族が他人に怪我を負わせたり物を壊した場合の損害賠償金や
弁護士費用などを保証してくれます。また、自転車運転中に起こした事故も支払い
対象となります。
- 傷害保険(主に自分に対して)
事故により怪我をした時の通院・入院費や死亡した時に支払い対象となります。
また、自転車運転中に起こした事故に対しても対象になります。
※基本的に個人賠償責任保険と傷害保険とは別で加入できますが、保険会社に
よってはセットにして販売しているケースもあります。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?自転車だからといって安易に考えてしまうと重大な問題に
なりかねません。自転車も車同様、時には危険な乗り物になってしまうので、そう
なった時にあなたやあなたの家族を守ってくれる保険にはしっかりと加入しておく
べきではないでしょうか。